ブラジリア大学で日本語を学ぶ学生らと懇談する秋篠宮家の次女佳子さま=2025年6月12日 ブラジリア
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秋篠宮家の次女・佳子さまは6月4日からブラジルを公式訪問され、全日程を終え、17日に帰国。今年は日本とブラジルが外交関係樹立の130周年の節目の年にあたるため、ブラジル政府から招待があり、佳子さまの訪問となった。約2週間で8都市を回る過密スケジュールだったが、行く先々で佳子さまはいつも笑顔。そんな佳子さまの笑顔で、ブラジル訪問を振り返る。

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 日本からシカゴ経由でブラジル・サンパウロまでの所要時間は、乗り継ぎ時間を含めて約25~28時間。そんな長旅の疲れも見せず、佳子さまはブラジルに到着した6月5日の午後(日本時間6日未明)、サンパウロ市内のイビラプエラ公園を訪れ、「開拓先没者慰霊碑」に献花された。

「開拓先没者慰霊碑」は1975年に建立された日系移民の無縁仏の霊を弔うためのもの。佳子さまは長旅の疲れも見せず、花輪を供え、深々と頭を下げられた。

 この日は、白いラインの入った濃紺の帽子に白のジャケットに丈が長めの濃紺のスカート。このときの帽子は、小室眞子さんが過去に着用された帽子と同じデザインと話題になっていた。2018年に小室眞子さんもブラジルを公式訪問されている。

 献花の後、同公園内の純和風建築「日本館」へ移動し、敷地内の一角に桜を植樹。庭園の池の錦鯉への餌やりもされた。

サンパウロの公園内にある「日本館」でコイにエサをやりながら景色を見る佳子さま=2025年6月5日 サンパウロ

サンパウロでのワンピが話題に

 ブラジル・サンパウロに到着した5日から7日まで、「ブラジル日本移民史料館」「文協大講堂」での歓迎行事、「憩の園」「ブラジル日本語センター」「松柏・大志万学院」へ訪問された。訪問先のひとつ、日系人の高齢者が入所する「憩の園」で佳子さまが着用されていたカメリア柄のワンピースに注目が集まった。美しく大胆な柄のワンピは、再々販売予約がされるほどだという。

ブラジルの学校訪問で歓迎を受ける佳子さま。この日お召しになられていたカメリア柄のワンピースが話題になると、再販予約もひと晩で完売。オンラインサイトは再々販予約の表示に切り替わったそうだ=2025年6月7日 サンパウロ

 3日間のサンパウロでのハードスケジュールの後、マリンガに飛行機で移動。今度は、2日間でパラナ州の日系人が多く居住するマリンガ市、ローランジア市、ロンドリーナ市の3都市をさらに過密なスケジュールでご訪問され、現地の方々と触れ合い、温かく迎えられた。

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