素敵すぎて「すごい近づいた」と

写真展「43rd ANNIVERSARY AKINA NAKAMORI PHOTO EXHIBITION」のキービジュアル

 加賀本人が、被写体である中森明菜にリスペクトや愛を持って、初々しくもある感動を抱きながら撮影された写真に写真展初日に訪れたファンも魅了される。

「素敵でした。どの写真も見とれちゃって、あんなに大きい写真なのに、すごい近づいて見ちゃった(笑)」と話すのは56歳女性。会場のグッズ売り場で、売り切れになってしまった商品にため息を同時についた59歳女性とその場で友達になり話し込んでいた。「ファンを大事にしてくれるところが好き」と話す56歳女性ファンは、4月19日に大分県大分市で開催された大型野外音楽フェスティバル「ジゴロック2025」にも行ってきたという。

女性ファンからも「見惚れる」「見とれてずっと見ていたい!」との声もあった中森明菜のいまの姿

「ジゴロックは、同年代の人たちが多く来ていて、野外フェスなんてどうしていいかわからないけど、わからない者同士助けあっていました。当日はものすごく暑い日で、観客がバタバタ倒れるんですよ。そうすると“ここ倒れました!”って、全員が協力体制(笑)。明菜さんには末永くお元気で、出てこられるときに出てきてくれれば嬉しいです」

 と、話すと、お友達になったばかりの59歳女性はテレビ番組出演も期待すると言う。

「今回みたいな写真展を開催してくれたり、野外フェスにも出てくれて、昨年から今年にかけて話題が多くなって嬉しいです。『ザ・ベストテン』や『夜のヒットスタジオ』、『歌のトップテン』『ヤンヤン歌うスタジオ』など歌番組の中で育ってきた世代としては、地上波の歌番組に出て欲しいな」

24歳ファンが好きな曲は「愛撫」

ライブで七変化する中森明菜の瞬間、瞬間をとらえたたくさんの写真が等身大以上の大きさで展示されていた。大きな写真だが、ファンの多くは、その細部を近寄って鑑賞

 中森明菜が初参戦した野外フェス「ジゴロック2025」は、同年代が多かったと前出のファンが話してくれたが、写真展会場にはジゴロックに行ったという24歳の男女3人グループもいた。

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