池田エライザ(写真:つのだよしお/アフロ)
池田エライザ(写真:つのだよしお/アフロ)

プライベートは読書好きで猫と暮らす

 従来のイメージと違った形で女優としての才能を開花させる池田だが、本格的な女優デビューは2015年公開の映画「みんな! エスパーだよ」でのヒロイン役だった。民放ドラマ制作スタッフは言う。

「同作はお色気シーンや下ネタが盛りだくさんだったことや、池田も当時は露出度高めのグラビアに挑戦していたりもしたので、セクシー路線のイメージがありました。本人も当時はインタビューで『エロい役でも明確な理由があれば全然やります』とサラリと答えていて、芯の通ったカッコよさを感じました。また、プライベートでも恋多き女性というイメージがあり、写真週刊誌が有名YouTuberとの半同棲を報じたこともありました。ほかにもいくつかの熱愛報道がありましたが、ときには池田自身がSNSで毅然と反論、否定したこともあります。そんな芯の強さに憧れる女性も多かったと思います」

 年を経るごとにセクシーな印象は薄れていき、最近は演技派女優として認められ始めた。何か心境にも変化があったのか。

「以前は『らしさ』を意識するあまり無理をしていた時期もあったとメディアの取材に話していたこともありました。女優たるもの、白いワンピースが似合う存在でなくてはならないと思い込んでいたそうです。自身は髪が赤くなりやすいそう体質で、役が決まると毎回黒く染めていたと語っていたのが印象的です。しかし、女優らしさをがんばって演出することに疲れ、ある時期からやめたそうです。若い頃は経験を積み重ねていかなければいけないと肩に力が入っていたそうですが、年を重ねて考え方が変化し、『無理して積み重ねなくてもいい』と思えるようになったとインタビューで話していました」(前出のテレビ情報誌の編集者)

 5月16日放送の「あさイチ」(NHK)では、池田の意外な私生活ぶりも明かされた。たとえば読書家としての一面。幼少期から大の本好きで、年間200冊読んでいた時期もあるという。赤川次郎の作品だけで200冊は読破しているとか。また、を飼っているため、朝5時ごろ起きる生活が習慣化していて、朝7時には掃除なども終わり暇になってしまうそう。視聴者に何をすればよいか朝活案を募っていた。

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