
「新しいものって、ワクワクするじゃない?」──102歳でスマホも最新コスメも楽しむ堀野智子さんの“好奇心力”。「新商品を見るとつい試したくなるんです」――そう語る堀野さんの目は、まるで少女のようにきらきら。
新しい化粧品は必ず自腹で試し、最新のスマホにもチャレンジ。イヤなことがあっても、「次に面白そうなこと」がすぐに心を上書きしてくれるから、前向きでいられるのだとか。102歳の現役美容部員が実践する“アップデートし続ける生き方”を、堀野さんの最新刊『102歳、今より元気に美しく』(朝日新聞出版)から一部を抜粋・加筆再編集して公開します。
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――堀野さんのおうちには、最新のものが多いように感じています。最新の美容品にすごくお詳しいのはもちろんなのかもしれませんが、スマホを使いこなしている姿にはびっくりです。堀野さんは「新しいもの」とどのように向き合っているのですか。
あまり物事を苦にせずにいられる理由の一つに、「新しいものが大好き」というのがあるように思います。
すぐに新しいものに目が行き、それについて知りたい、機会があれば試してみたい、と関心がそちらに向いてしまうので、ちょっと前のもやっとしたことを忘れてしまうんです。
楽しいことが目の前にやってきて、イヤなことを忘れられた、という経験は、たいていの人がしているのではないでしょうか。私の場合、それが頻繁に起こるんです。