未来の自分を考えることです。
将来、子供達は立派に成人して、親の手を離れます。ななみさんがするべきことがなくなるのです。やがて、ちゃんと子離れ、親離れしないといけませんからね。
その時、ななみさんは、どんな人間になっていたいですか?子供が自立してからも、まだ人生は半分あります。夫の世話を焼くだけでは、時間は有り余ってしまうでしょう。
将来、どんな人間になっていたいかで、どんな「人間的成長」を遂げたいかが明確になるのじゃないかと思います。
子供の世話がなくなったら、なにもすることがない人間になるのは、あまりにも淋しいでしょう。ちょうど、会社人間の夫が、定年退職した後、ヌケガラみたいになって妻から疎んじられるのと似ているかもしれません。
趣味に生きるのか、友達と旅行を楽しむのか、料理を究めるのか、整理整頓の達人になるのか、何かの資格を取ろうとするのか。
ななみさん。子供の世話で忙しいと思いますが、どんな人間になっていたいかを、ゆっくりと考え始めるのはどうですか?
それが、きっと、ななみさんの「人間的成長」につながると思います。
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