ドイツ拠点のマーケティング会社GfKは、「Anholt-GfK 国家ブランド指数 (NBISM) 2016」の結果を発表した。この調査は、世界50カ国のブランド力を測定したもの。それによると、首位は米国、続いてドイツ、イギリスの順番となった。日本は昨年の6位から今年は7 位に後退。上位 10 カ国すべてが評価スコアを前年から落としている結果で、同社は日本のスコア低下についてはドイツ、フランスと同様に「中程度」とした。大幅にスコアを落としたのは、イギリス、米国。
この調査は、「輸出」「統治」「文化」「人々」「観光」「移住・投資」の 6 分野における 50 カ国に対するイメージを、18 歳以上の 2万353 人を対象に20カ国でインターネット調査したもの。各国のオンライン人口統計の構成比にあわせて調査を実施した。同社が発表したランキングは左上図のとおり。
同社によると、日本の調査結果で最も順位が高かった分野が「輸出」で 2 位。一方、最も順位が低かった分野は「統治」で 14 位だったという。また、フレンドリーさや雇用したいかなどを尋ねた「人々」では、13位で昨年から 3 つ順位を下げた。