
岐路を迎えている「88年世代」
今年で37歳を迎える同学年の「88年世代」は野球人生の岐路を迎えている。海の向こうでは、タイガースの前田健太が開幕から中継ぎで起用されてきたが、7試合登板で0勝0敗、防御率7.88と結果を残せず、1日にメジャー出場の前提となる40人枠から外れたことが発表された。巨人でチームメートの坂本勇人も打率.129、0本塁打、2打点と極度の打撃不振で4月15日に登録抹消に。現在はファームで調整している。
在京球団で指導者を務めた独立リーグの監督は、「30代中盤になると体力の衰えを意識させられます。このハードルを乗り越えるには気力が重要です。精神論になってしまいますが、負けん気が強い選手が生き残る世界です。田中は新しいフォームで生まれ変わる覚悟を持って取り組めば、必ず良い方向に向かうと思います」と期待を込める。
1軍のマウンドに戻ってくる時期は現時点で未定だが、このままでは終われない。ファームで汗を流す日々を復活へのロードにできるか。
(今川秀悟)