
一方、管理職の立場ではドキリとさせられるコメントもありました。
「普段、言えない事をお酒の力を借りて上司に伝えられるから」(50代、男性)
「無能な上司の愚痴をいいあう会が重要だと思う」(30代、女性)
「オレの酒を飲めないのか」
一方、職場の「飲み会」に「行きたくない」という人たちの意見はどうでしょうか。
理由として最も多かったのが「仕事とプライベートは分けたい」が46.5%。「上司や先輩に気を使うから」が40.3%。「話が合わない、話がつまらない」が39.5%でした。
「オレが注いだ酒を飲めないのか!」と強要された、酔った同僚の男性に体を触られた、プライベートをしつこく聞かれた、カラオケで無理やり歌わされた、上司の説教と自慢話を延々と聞かされた……。やはり、嫌な思いをした経験が、敬遠のきっかけになっているようです。
「割と酒には強い方なので、飲まれるような酔い方はしないけれど、ウーロンハイ6杯、レモンサワー6杯を10分以内で全て飲み干すよう強要された挙句、急アルで病院に行きました」(40代、男性)
「お酒の力を借りてのセクハラが嫌でした。30代の先輩できつい性格の人がいて、嫌いな人でしたが、更に上の人が酔っぱらって『お前よ〜、年下いじめるような奴だからいつまでも結婚できねえんだよ』『彼氏もいないからきつい性格なんだよ』とか絡んでいました。嫌な人とはいえ、可哀想になりました。」(50代、女性)
「勝手に飲まれた高めのお酒のお金を、飲めない人も払わされた」(60代、男性)
「上司に店選びを任されたが、好みに合わなかったらしくすべて却下。自分で探せよ、と思いました」(30代、女性)
アルコールにアレルギーがあるという50代女性は、「ノンアル席をつくるから参加してほしい」と誘われて飲み会に参加したものの、実際にはノンアル席はなし。知っている人が少ない新人のために参加してほしいと言われたのに、新人とは離れた席に。そして、お酒が飲めないのに、幹事役に指名され……。
「アレルギーのつらさを全然わかってもらえなくて悲しい。騙されてばかりで、職場の誰も信用できなくなった」