
26日放送の「昭和の名曲 伝説のスター13選〜今夜決定!時代を超えて愛されるNo.1ソング〜」(テレビ朝日系・午後7時)は、昭和を彩った懐かしの名曲を超貴重映像とともに振り返る、大好評のスペシャル番組。伝説のスター13組のヒット曲を一般投票によってランキング化し、アーティストごとに発表。中森明菜、西城秀樹、中島みゆき、安全地帯(玉置浩二)、高橋真梨子など…数多くのヒット曲を誇る彼らのNo.1ソングを、貴重映像と共に放送する。80年代を代表するアイドルのひとり、中森明菜について特に読まれた記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年2月3日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
【写真30枚】ポニーテールがカワイイ!中森明菜ジャケ写で振り返る
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中森明菜(58)の話だ。2023年12月~24年1月にかけての活発な“動き”は、AERA dot.でも報じてきた。歌手活動のピークが昭和の中森明菜が、なぜ令和のいま、これほど話題になるのか? “令和の中森明菜ブーム”に注目する、人気音楽評論家のスージー鈴木氏に話を聞いた。
中森明菜は常にホットだ。「活動はいつ再開するのか?」年末になれば、「NHK紅白歌合戦には出場するのか?」と話題になり、まるで恒例行事のように盛り上がり続ける。復活の兆しが見えた22年を「令和4年の中森明菜ブーム」と名付けたのは、人気音楽評論家のスージー鈴木氏だ。
スージー鈴木氏は、「中森明菜の音楽1982-1991」(辰巳出版)を刊行したが、80年代後半の曲にこそ「中森明菜の真髄がある」と話す。
『SOLITUDE』『Fin』『LIAR』は都会的
「80年代後半に発表した『SOLITUDE』『Fin』『LIAR』などは、オリコン1位にもなったすばらしい楽曲です。
『DESIRE -情熱-』や『難破船』も80年代後半ですが、『SOLITUDE』『Fin』『LIAR』などは、都会的で本当に格好いい。これらを私は“アーバン歌謡”と呼んでいます。ここでいうアーバンとは、“都会性”、“80年代東京”と意味付けています」