卵子凍結から2年が経った24年、凍結卵子の保管にかかる2回目の更新料支払いの通知を受け取った。保管費用は年間5万円と、「学生の私でも、ちょっと我慢すれば捻出できる額」。“掛け捨ての保険料”を払っている感覚だという。
「自分でできることをやらないで、文句を言うのは嫌。全部やってダメだったらダメでしょうがないと思えるけど、後から振り返って、やっておけば良かったとは言いたくない。保管費用を払い続けるのも、同じ理由かな」
とはいえ、卵子凍結については、積極的に人に勧めるものではないと思っている。薬による副作用があって、高額な費用がかかる上に、卵子凍結をしたからといって必ずしも将来、妊娠できるとは限らないからだ。