キンタロー。は不眠症と同時に胃痛も…

キンタロー。は健康カウンセリングを受診

「せいやは昨年8月のYouTubeでも不眠症の悩みを訴えており、羊も600匹ぐらい数えたところで毎回止めていたといいます。ただ、不眠の理由が『寝るのがなんかイヤ』だと言っていましたから、彼のケースは眠れないというより『睡眠恐怖症』かもしれません。2018年にM-1で優勝して大ブレークして以降、深夜まで仕事をこなし、そこからもなかなか気持ちが落ち着かないようです。疲れているのに眠る決心がつかず、結果として慢性的な不眠になっているのかもしれません」(芸能記者)

 他にも、芸能界では不眠に悩むタレントは多くいる。たとえば、女優の高橋ひかる(23)もその1人。24年11月に開催されたトークイベントで、「私は、眠りに入るのがすごく遅いんです。お仕事とかしたあと、特にバラエティーなどに出たあとは、興奮がなかなか冷めなくて……キラキラしたライトをものすごく浴びているのもあって、アドレナリンがたくさん出ているんだと思います」と語っている。

 また、23年3月15日に行われた映画「君は放課後インソムニア」の完成報告イベントでは、不眠症の高校生を演じた森七菜(23)が自身も実際に眠れないことが多いと明かし、「5分で眠れる癒やしミュージックを3時間くらい聴いた後に、ティーを作って飲んだり、お風呂に入ったりして。それでも眠れなくて(役名の)伊咲と同じように絶望だなと思ったりして、ようやく明け方になってあくびが出ます」と苦笑していた。

「高橋や森のように、女優業のプレッシャーや環境が影響している場合も多いでしょうね。撮影現場では長時間の待機も多く、神経が張り詰めた状態が続きます。寝る直前まで台本を読み込むこともあり、脳が完全に休まらないのでしょう」(前出・芸能事務所マネージャー)

 過去にさかのぼれば、モデルでタレントのローラ(34)も 21年5月2日放送の「日曜日の初耳学」(TBS系)に出演し、極度の不眠に悩まされていたことを告白している。バラエティー番組での大ブレークをきっかけに年間300本以上の出演をこなしていたが、「楽しかったけど、自分の時間がまったくなくて、自分を見失って、ずっと眠れなくなっちゃった」とコメント。その後、心身の健康を取り戻すためにロサンゼルスに移住し、新たな環境でリスタートを切った。

 同じく、ものまね芸人のキンタロー。(43)も2018年に自身のブログで不眠症に悩んでいたことを吐露。彼女は胃痛にも苦しみながら、健康カウンセリングを受けることで原因を探り、生活改善に努めたという。

 多忙なスケジュール、プレッシャー、環境要因などが重なり、なかなか眠れないというのは、働き盛りの国民共通の悩みのようだ。

(泉康一)

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