
「コロナ禍と重なり海外研修には行けなかったのですが、イタリア大使館やジャマイカ大使館を訪問して意見交換をしたり、核兵器廃絶を目指す署名活動をしたりと、平和に向けてのメッセージを発信してきました」
将来の夢は、国際刑事裁判所の判事になること。「戦争のない平和な世界」を実現できない現実を打開するには、国際法に希望があると考えたからだ。国際法学に強い京都大学を選んだ理由もここにある。
「国際社会で核が抑止力になっていると言われますが、常にその危険性に脅かされながらの均衡を『平和』と呼ぶには違和感があります。京都大学で学びを深め、ずっと掲げている核兵器廃絶というゴールにどう私が寄与できるかを考え続けていきたいです」

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