小野真弓

昔から結婚願望は薄い

 また、小野は坂上忍が千葉県袖ケ浦市で運営する動物保護施設「さかがみ家」のスタッフとしても働いている。

「坂上とは舞台をきっかけに知り合い、同じ動物好きとして交流がスタートしたそう。23年の情報番組『ぽかぽか』に出演した坂上は、小野について『おそらく芝居よりも動物に対する思いの方が強いタイプ』と評していました。小野はトリマーの資格を持っており、『さかがみ家』では、保護された犬やのグルーミングを担当しています。ボランティアではなく、スタッフとして時給をもらいながら働いていることで、持続可能な形で動物保護活動を続けることができているようです」(同)

 そんな彼女の私生活はといえば、現在も独身で結婚の予定はない模様。40歳を迎える前に「芸能以外にもうひとつ、自分の柱となるものを持ちたい」と考えた彼女は、動物の保護活動に軸足を移すことを決断したという。

「周囲から『結婚しないの?』と聞かれることもあるそうですが、『自分は一人でいるのが好き』と率直に語っています。小野は昔から結婚願望が薄く、子どもを持つことについてもそこまで情熱を感じなかったようです。それよりも、今は動物たちの世話をすることが何よりも生きがいになっているみたいですね」(同前)

 そんな彼女の現在の活動に対し、かつてのファンからは「またグラビアに戻ってほしい」という声も多い。確かに、かつての気さくな笑顔は今も健在で、その魅力はまったく衰えていない。

「最近の週刊誌やグラビア誌の購買層は高齢化の一途をたどっていて、娘世代の10代、20代よりも大人の魅力を持つ女性タレントの需要が高まっています。小野がもし復帰すれば一定の需要は間違いなく、再ブレークのきっかけにもなりそう。ぜひまたグラビアの世界にも挑戦してほしいですね」(グラビア誌関係者)

 久々のドラマ出演で話題を集めた小野。これを機に、動物保護活動と芸能活動との二刀流も活性化してもらいたいものだ。

(泉康一)

▼▼▼AERA最新号はこちら▼▼▼