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今年の春闘も、昨年に続いて「賃上げ」の流れが続いています。その一方で、職場の若手や新入社員に比べて、賃金の伸びも低いと言われているのが中高年層。AERA dot.編集部のアンケートでは、若手に比べて待遇面で「置き去りになっている」と感じている人の割合が8割近くを占めました。「就職氷河期」に社会に出て、景気が上向かないまま長く過ごしてきた世代。「本当に運が悪かった」「上の世代と下の世代を守ってきたのは我々なのに」……。コメントには、やるせない思いが集まりました。
【アンケート結果】若手の「厚遇」を見つめる、中高年層の気持ちはこちら…
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アンケートは2月19日から26日まで実施。676人から回答がありました。ご回答いただいたみなさま、ご協力ありがとうございました(この記事では、アンケートに寄せられたコメントを紹介していますが、明らかな誤字脱字は修正したり、読みやすくするように適宜改行を加えたりしています)。
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回答者のうち、「就職氷河期」と言われる1993年から2005年ごろに就職をしたという方が6割、それ以降が1割弱でした。
新卒当時に7割が正社員として就職。それから「異なる業界に転職した」という方は4割。そのまま同じ会社に勤めているという方は3割、「同じ業界の別の会社に移った」と回答された方は2割でした。
現在の給与についての満足度を聞いたところ、「とても満足している」「まずまず満足している」はあわせて30%、「やや不満だ」「不満だ」は計52.6%でした。
満足度が低めの人の割合は、新卒後に「異なる業界に転職した」という方では60.4%を占め、「同じ業界の別の会社に転職した」という方では55.4%、そのまま現在も「同じ会社等で働いている」方では40.3%でした。
「置き去り」の世代
現在働いている方を対象に、若い世代と比べて、中高年層は待遇面で「置き去り」になっていると感じているかを聞いたところ、「とてもそう思う」が58%と最も多く、「ときどき思う」と合わせると、78.7%を占めました。