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秋篠宮ご夫妻の長男の悠仁さまが3日、成年を迎えての記者会見を開く予定だ。昨年9月に18歳になられた悠仁さまの皇位継承順位は、秋篠宮さまに次ぐ2位。45年前に、同じ順位の皇位継承者として成年の会見に臨んだのが、浩宮時代の天皇陛下だ。当時は、どんなやり取りだったのだろうか。
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「宮さま(浩宮さま)の理想とする女性というのは、どんなタイプなのか、直接お聞きしたいと思います」
浩宮さま、いまの天皇陛下が成年の記者会見に臨んだのは、20歳の誕生日を迎える直前の1980年2月20日だった。当時の陛下の皇位継承順位は、いまの悠仁さまと同じ。皇太子だった父(現在の上皇さま)に次ぐ2位であり、結婚問題は世間の大きな関心のひとつだった。
濃紺に赤のネクタイを締めた浩宮さまを中心に記者たちが座り、質問を繰り出していく。
皇族から数メートル離れたところに記者が向き合って座る現在の記者会見のスタイルと比べると、当時の会見は皇族と記者との距離が近く、鋭く突っ込んだ質問のやり取りが親しみのある空気のなかで交わされている印象だ。
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「困ったな」
理想の女性に対する質問に、そう言って陛下が笑うと、記者からも笑いが起きた。
「あの、僕の場合、幼稚園とそれから初等科は男女共学だったんですけれども、それからあと中、高等科はまったく男だけの中に育って(中略)女子の学生との交流っていうのがなくって、大学に入って、また共学になって一種の新鮮さっていうものをちょっと感じている段階なんですけれども」
最近は(女子との交流に)少しずつ慣れてきたようだと語る陛下に、記者は、
「竹下景子とか名前が出ていますけれども……」
と食い下がる。誘導された感は否めないものの、広く知られる陛下のお言葉になった。
「そう、竹下景子なんかいいと思います」