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女優の芳根京子(27)主演のドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(TBS系)第6話が2月18日に放送され、世帯平均視聴率5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。視聴率は毎回6%前後と高いわけではないが、ドラマで描かれる「研修医たちの様子」がいろいろな意味で話題になっている。
本作は水谷緑氏の漫画を原作とし、新人研修医の成長と葛藤を描いた作品。芳根演じる主人公・若月まどかが、医師として成長していく姿がコメディータッチで描かれている。
「観月ありさの代表作『ナースのお仕事』を彷彿とさせるコメディー調の雰囲気が芳根の明るい演技とマッチしており、医師としてだけでなく、女性としての葛藤も描かれているのが新鮮です。視聴者からも『まどかを応援したくなる』との声が聞かれます」(テレビ誌ライター)
しかし、その一方で作中に登場する研修医たちの描写に眉を潜めている人たちも少なくないようだ。
作中では昔ながらの厳しい指導医と、定時で帰宅しプライベートを充実させるイマドキの研修医たちとの対立も描かれている。「俺たちの時代は寝る間も惜しんで研修した」というベテラン医師に対し、まどかを含む研修医たちは「働き方改革が進んでいる時代にそれは古い」と反論する。
それゆえか、まるで医大生の延長のような研修医たちの“ゆるさ”が強調され、命を預かっている自覚を感じさせない言動にネット上では批判的な意見も目立つ。
ドラマの研修医たちは、たとえ手術室でベテラン医師のオペに立ち会っている最中であろうと、17時で業務を終了させて絶対に残業はしない。帰宅後は勉強するわけでもなく、まどかは彼氏と野球観戦デートを楽しむ日々。それでいて、1話ではまどかは患者の点滴に失敗したうえに、患者の症状をカルテに記入もせず、その後容体が急変した際に処置の遅れを招いてしまう。さらに2話では、カンファレンスの内容をまったく覚えてきておらず、ベテラン医師たちから袋だたきに。オペでは戦力外で、執刀医から与えられた役割は音楽代わりに歌をうたうことくらい……といったありさまだ。