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17日(月)頃からも再び強烈な寒波が日本列島に襲来する予想です。先週の寒波と同程度の強さとなる恐れがあります。さらに寒波が先週と同様に長く居座る予想で、影響が長引く恐れがあります。日本海側は大雪となり、太平洋側にも雪雲が流れ込む所があるでしょう。交通障害に警戒が必要です。全国的に厳しい寒さとなりそうです。

先週は今季最強・最長寒波 日本海側で記録的な大雪 太平洋側も積雪

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2月4日(火)から今季最強・最長寒波が襲来しました。7日(金)には松江市の上空1500メートル付近にはマイナス14.6℃の今季最も強い寒気を観測しました。

新潟市など日本海側で記録的な大雪となりました。7日(金)の夜は新潟県や石川県に「顕著な大雪に関する気象情報」も発表されました。(「顕著な大雪に関する気象情報」とは、短時間に顕著な降雪が観測され、重大な災害の発生する可能性が高まり、今後も強い雪が降り続くと見込まれる場合に、「短時間の大雪に対して一層の警戒を呼びかける情報」として気象台が発表するものです。)

太平洋側にも雪雲が流れ込み、8日(土)には京都市で最大8センチ、名古屋市で最大1センチの積雪となりました。

来週も同程度の「強烈寒波」が襲来か 長く居座る恐れ

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17日(月)頃からも再び強烈な寒波が日本列島に襲来する予想です。先週と同程度の強さとなる恐れがあります。さらに寒波が先週と同様に長く居座る予想で、23日(日)頃にかけて影響が長引く可能性があります。

日本海側は断続的に雪が強まり、降雪量が多くなる恐れがあります。風も強まり、冬の嵐となるでしょう。車の立ち往生など交通障害に警戒が必要です。これまで積もった雪の上に、新たに雪が積もり、滑り落ちる「表層なだれ」が発生しやすくなります。なだれや屋根からの落雪にも注意が必要です。

普段、雪の少ない東海や近畿など太平洋側にも雪雲が流れ込む所がありそうです。積雪や路面の凍結にも注意が必要です。

来週は厳しい寒さ

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17日(月)以降は再び厳しい寒さとなるでしょう。最高気温は金沢市では5℃以下と平年を下回りそうです。名古屋市や大阪市、福岡市は10℃に届かず、真冬並みの寒さでしょう。東京都心も最低気温が0℃前後まで下がりそうです。体調管理にも注意が必要です。

風雪・大雪・低温に伴うリスク

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風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。

(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。

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