また、2022年にサイ・ヤング賞を獲得したサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)が今季トミー・ジョン手術から戻ってくる予定。さらにシーズン途中にはなるが、2023年に奪三振王に輝いた26歳のスペンサー・ストライダー(ブレーブス)もトミー・ジョン手術から復帰し、来季以降はリーグ屈指の投手として存在感を披露してくれそうだ。

 現地のベッティングサイトを見ても、やはり“大本命”は多くがスキーンズと予想しており、その後にここで紹介した実力者が並ぶ。日本人トップの山本でもおよそ10番手あたりの評価となっている。

 今回紹介したようにナ・リーグには“ライバル”がひしめいているだけに、日本人投手の悲願達成は難しいようにも思える。だが、これまで大谷が予想をいい意味で覆してきたように誰かしらが素晴らしいパフォーマンスを見せ、サイ・ヤング賞レースに絡んでくることを期待したい。

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