今日4日からは今シーズン最強の寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置になるでしょう。北海道から九州にかけての日本海側を中心に、山地だけでなく平地でも大雪となる所がありそうです。大雪、暴風雪や高波に警戒し、着雪やなだれにご注意ください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。この寒気はしばらく居座り、強い冬型の気圧配置は、数日は続く見込みです。
日本海側を中心に大雪に警戒 太平洋側でも雪の所も
今日4日は、夜にかけて低気圧が急速に発達しながら日本海を北上し、日本付近は強い冬型の気圧配置となるでしょう。また、北日本から東日本の上空約5000メートルには氷点下42度以下の、この冬一番の強い寒気が流れ込む見込みです。大気の状態が非常に不安定となりそうです。
今日4日は、北海道から九州にかけての日本海側を中心に、山地だけでなく平地でも大雪となる所があるでしょう。北海道や東北、北陸では風が吹き荒れ、猛吹雪となる所もありそうです。関東から九州にかけての太平洋側は晴れ間の出る所が多いですが、山沿いや内陸は所々で雪が降るでしょう。四国や九州南部でも、一部で雪や雨が降りそうです。沖縄は雲が多く、強い風が吹く見込みです。
最高気温は、北海道や東北、関東は平年並みか平年より高くなりそうです。一方で、東海から九州は昨日3日よりも大幅に気温が低くなるでしょう。平年を下回り、真冬並みになりそうです。福岡市や広島市など最高気温が5℃に届かず、厳しい寒さとなりそうです。
日本付近は明日5日以降も強い冬型の気圧配置が続き、上空には断続的に強い寒気が流れ込み、大雪や大荒れ、大しけが続くおそれがあります。
雪の予想
北海道から九州にかけて、日本海側を中心に大雪となる所があるでしょう。普段雪の少ない太平洋側でも内陸を中心に大雪となり、平地でも積雪となる所がある見込みです。
4日6時から5日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
北海道地方 50センチ
東北地方 70センチ
北陸地方 100センチ
東海地方 80センチ
近畿地方 60センチ
中国地方 50センチ
四国・九州北部地方 30センチ
九州南部 15センチ
その後、5日6時から6日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
北海道地方 50センチ
東北・北陸地方 100センチ
東海地方 70センチ
近畿・中国地方 50センチ
四国・九州北部地方 40センチ
九州南部 15センチ
その後も北海道から九州の日本海側を中心に大雪が続き、積雪がさらに多くなる見込みです。大雪、暴風雪や高波に警戒し、着雪やなだれにご注意ください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
風・波の予想
また雪だけではなく、風や波にも注意が必要です。北海道や東北、北陸などでは雪を伴った非常に強い風が吹き、北海道や東北を中心に暴風雪となる所があるでしょう。
4日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
北海道地方 25メートル (35メートル)
東北地方 23メートル (35メートル)
5日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
北海道地方 25メートル (35メートル)
東北地方 23メートル (35メートル)
北陸地方 20メートル (30メートル)
6日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
北陸地方 20メートル (30メートル)
7日以降も全国的に荒れた天気が続き、北日本を中心に大荒れとなるおそれがあります。
また、全国的に波が高くなり、大しけとなる所があるでしょう。
4日に予想される波の高さ
北海道地方 6メートル
東北地方 6メートル
北陸地方 5メートル
近畿地方 5メートル
5日に予想される波の高さ
北海道地方 7メートル
東北地方 6メートル
北陸地方 6メートル うねりを伴う
近畿地方 5メートル
6日に予想される波の高さ
北海道地方 5メートル
東北地方 6メートル
北陸地方 6メートル うねりを伴う
近畿地方 5メートル
7日以降も北日本や東日本の日本海側では、大しけが続くおそれがあります。北海道や東北、北陸などを中心に暴風雪や高波に警戒してください
短時間の大雪 注意点は?
① 道路の除雪が追いつかなくなることで、車の「大渋滞」や「立ち往生」が発生する恐れがあります。特に交通量の多い国道や高速道路などでは大規模な立ち往生となり、復旧まで長時間かかることがあります。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
② 「屋根からの落雪」にも注意が必要です。屋根に大量の雪が積もると、雪の重みで一気に雪が滑り落ちてくることがあります。特に軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど十分な注意が必要です。
③ 道路の側溝などに雪が積もってしまうと、水はけが悪くなり「道路が冠水」することがあります。特に雪の多い地域では消雪パイプからの水が道路に溜まりやすいので注意が必要です。
このほか列車のダイヤが大幅に乱れることも考えられます。計画運休などが事前に発表されることもあるため、大雪になる前から交通情報をこまめに確認してください。