成長とともに変わる家族の関係性
お年玉を渡していた子供が大人になり、もらう側から渡す側になり……。時間とともに、家族の関係性も変わっていきます。
「娘が18才になって最後のお年玉を渡した時に、前もって予約していたらしい両親へのプレゼントと言って日帰り温泉チケットを貰ったのが忘れられない思い出です!」(40代、女性)
お年玉だけでなく、会えば笑顔でお小遣いをくれていた祖母について、40代の男性からこんなコメントをいただきました(一部を省略)。
「『お母さんに黙っときや』と、これもお決まりに(きっと深い意味もなく)言いつけられるのだが、それはもちろん親に対する罪悪感があり、お年玉をもらっておきながら言いつけを守らない後ろめたさを覚えつつ、「おばあちゃんに〇円もらった」と金額まで申告していたのが、これまた懐かしい。
あげる側になると、祖母の一連の行動にも実際はそれほど大した意味もなく、ただ子ども(孫)が喜んでる姿が見られれば満足なんだ、と実感」
スマホを使ってキャッシュレスでお金をやり取りできるご時世ですが、今回のアンケートでは、お年玉は「手渡し」という方が96.4%と圧勝でした。
お金以外のものを、子どもたちに手渡そうとしている家族の姿が見えるようです。
(AERA dot.編集部)