最近の物価の上昇など、生活にかかる支出が増えているご時世です。お年玉にかかる金額の増減についても聞きましたが、「増えた」が41.6%、「変わらない」が34.5%、「減った」は23.9%でした。

 子どもの成長にともなってお年玉の額が上がったという回答が最も多く(46.6%)、逆にあげる人数が少なくなったのが減った理由という方も30.4%。

 金額の増減に「生活の余裕」が影響している様子は、うかがえませんでした。
 

もらったお年玉の使い道は?

 今回、アンケートに回答していただいた方の8割が50代以上。年齢的にはお年玉を「渡す側」がほとんどと思われます。

 自身がお年玉をもらっていたころ、そのお金は何に使っていたのでしょうか。

 ゲーム機やゲームソフト、プラモデルやラジコンなどのおもちゃ、服、CDラジカセや楽器といった回答が並びました。もらったお年玉をにぎりしめて、きっと楽しく買い物ができたことでしょう。

 しかし、大事なお年玉を「落とした」というトラウマがある方も……。

「子供の頃、お年玉の入った財布を持って遊びに行って、財布を紛失した…絶望感でいっぱいになったのを今でも覚えている」(50代、女性)
 

 もらったお年玉を「親に渡していた」「親に没収されていた」という恨み節も目立ちました。そして、そのお金は「親に使われていた」、または「どうなったかわからない」という声も……。

「農家をしてた実家では年末年始に親戚に野菜配りしつつ挨拶回りをするのが恒例行事。その時に親戚から頂いたお年玉は一旦全額を親が預かり、半額はお返しに、残りの内1万円を兄弟で分け、他は貯金しておくからと聞いていて、子供ながらにそんなものか、と納得していた。

 30を過ぎ、そのお金はどうなってたか親に聞いたら、お返しでもなくただの生活費になっていたと告白。過ぎた事だし、これはこれでと納得出来た事と、思いの外火の車だった事を知るきっかけになった」(40代、男性)
 

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