腕輪飾りがティアラ、ブローチは帯留めに
大倉さんによると、この宝冠と宝飾品は、分解したり組み合わせたりすることで、別のアクセサリーになる仕様なのだという。
左右のブレスレットをつなぐとティアラへと変わる仕様や、大綬留めのブローチが帯留めに、宝冠が複数のブローチへと「変身」するパターンも多い。
たとえば、高円宮家の守谷絢子さんが18年10月にホテルニューオータニで開いた結婚を祝う晩さん会では、久子さまがお持ちの首飾りを絢子さんがティアラとして着用。母娘の愛情が伝わる場面だった。
「帯留めも日本の小物ですし、ここまで細やかに分解したり、組み立てるティアラや宝飾品の設計は、日本独特かもしれませんね」(大倉さん)