タレントの矢口真里(41)がモーニング娘。に加入したのは15歳のとき。人気アイドルグループの一員として活動し、22歳でグループを脱退後もバラエティー番組を中心に活躍している。明るいキャラクターで頭の回転が速いイメージが強いが、活動して数年間は自分の個性を見つけられず、立ち振る舞いに悩んだという。インタビューの【前編】では、モーニング娘。’24に対する思い、試行錯誤を重ねる中で転機となった出演番組、歌唱力に衝撃を受けたメンバーなどについて語ってくれた。
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――モーニング娘。は日本のガールズアイドルグループで最長の活動年数を誇り、来年は29年目に突入します。OGとしてどう感じますか。
私はすごく恵まれていると思います。デビューして7カ月後にグループ初の紅白歌合戦に出場させていただいて、仲間たちとキラキラした光景をたくさん見ることができました。土台を築いてくれたオリジナルメンバーには尊敬の念があります。特に裕ちゃん(中澤裕子)は今も連絡をくれて、見守ってくれる安心感がある。モーニング娘。’24のメンバーにも感謝の思いしかありません。彼女たちが頑張ってくれているから、私たちOGは昔の思い出を語れる。昨年は横浜アリーナ、代々木第一体育館のステージに立たせてもらいましたが、メンバー、OG、スタッフ、支えてくれたファンの方たちのおかげです。
100倍以上すごい
――アイドルグループが群雄割拠の時代になり、矢口さんが現役で活動していたときと取り巻く環境が大きく変わったように感じます。
ももいろクローバーZさんやAKB48さんが後に出てきましたけど、あのときは目立つアイドルグループが私たちしかいなかった。今は当時と状況がまったく違います。私はOGとして呼んでいただいているので、モーニング娘。’24の魅力を伝えたいという思いが強いです。彼女たちのパフォーマンスを一度でいいから見てほしいですね。歌唱力、ダンスのスキル、見せ方……私が現役のころの100倍以上すごい。アイドルが憧れるアイドルだと思います。