■早稲田vs京都産業(14時45分開始)
今大会Aシードの早稲田は大会初戦となる21日の準々決勝で近畿大学(関西3位)を寄せ付けず、53-10と大勝。京産も22日に関東大学リーグ戦1部で7年ぶりとなる優勝を飾った大東文化大学に59-12で快勝した。
早稲田は日本代表にも選ばれているFB矢崎由高(2年、桐蔭学園)が欠場も戦力は全くダウンせず。キャプテンのフッカー佐藤健次(4年、桐蔭学園)が開始2分と16分にトライを挙げ、矢崎に代わってFBで出場した植木太一(4年、関東学院六浦)も11分にトライするなど、序盤から優位に立った。ハーフタイムを挟んでWTB田中健想(1年、桐蔭学園)が連続トライを挙げるなど試合の流れを逃さなかった。
京産は大東に対し、前半だけで6トライを奪って40-0と圧倒、大東の反撃を後半25分を過ぎてからの2トライのみに抑えた。先制トライは前半10分のロック石橋チューカ(2年、報徳学園)、3分後にCTBエロニ・ナブラギ(2年、大分東明)、20分にはフッカー平野叶苑(4年、西陵)と立ち上がりからFWとバックスが次々とトライを重ねて優位に立った。
早稲田と京産は昨年度の大会の準々決勝で対戦し、この時は京産が早稲田に65-28と37点差をつけて圧勝した。スクラムで優位に立ち、ナンバー8シオネ・ポルテレ(3年、目黒学院)の突破力やバックスの展開力で次々とトライを奪っている。今季、早稲田が53-10と下した近大に対して、京産も56-14で勝利。同じ対戦相手とのスコアで見れば戦力は互角と言える。早稲田にとっては昨年度の屈辱的な敗戦の悔しさを晴らしたい一戦。京産は過去10度の挑戦で超えられなかった準決勝の壁を今度こそ超えて初の決勝進出なるか。