
相手の事情を想像する
会社で管理職をされている方や、スポーツチームのコーチたちが飛び跳ねて喜ぶ言葉は、メンバーからのこんな言葉だったりします。
「○○さんが求めていることはよくわかりました。期待に応えられるように、精一杯、頑張ります!」
こんな日は、夜の晩酌がご機嫌に楽しめることと言ったらありません(あ、これは私の話ですが……)。
そんな嬉しい言葉に酔いしれた翌日、現場に戻ると……
前の日、頑張ると言ってくれた相手が実際にはあまり行動をせず、全く期待に応えてくれなかった、なんて残念な経験をしてガッカリ。そんな繰り返しが私たちの日常だったりしますよね。
こんなとき、あなただったらどのように考えますか?
「あんなにはっきり約束してくれたのに……」と、落ち込むでしょうか。
私がコーチングをしているリーダーからは部下とのそんなやりとりを嘆きながら、「コミットしたことを全然守ってくれないんですよ」と愚痴をこぼされる方がたくさんおられます。
そんなとき、私はこう伝えるようにしています。
「その人はその人なりに精一杯、最善を尽くしていると考えてみてはいかがでしょうか?」
たとえ、どんなに頑張っても思い通りにならないのが世の中というもの。いくら上司とコミットしても、なんらかの事情でうまくいかないことなんて日常茶飯事。相手には相手の事情や都合があるのです。