「安倍さんをはじめ、多くの政治家の人たちと話すことができました。ただ、政治家に話しても国民の意識が変わらないと国は変わらないと感じました」
子どもにも読ませたい
本記事の冒頭で触れた2作目の著書『きみのお金は誰のため』はもっと多くの人に読んでもらうため、小説仕立てにしようと考えた。
田内さんは「小説を書く修行」を1年間したあとに書き上げた。
「その結果、1作目と違って、女性の読者が増えたようです。
『投資をはじめる前に読みたかった』『子どもに読ませたい』『投資をはじめる前に読んでよかった』という感想をいただき、うれしかったです」
多くの人に、社会を「自分ごと」として感じてもらいたい。そのために田内さんはこれからも伝え続けていく。
取材・文/大場宏明、中島晶子(AERA編集部)
編集/綾小路麗香、伊藤忍
『AERA Money 2024秋冬号』から抜粋