数字に幅がある箇所は、各項目中でスコア(評価)が低く、その範囲内に収まっていることを示す(週刊朝日 2023年4月21日号より
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数字に幅がある箇所は、各項目中でスコア(評価)が低く、その範囲内に収まっていることを示す(週刊朝日 2023年4月21日号より )
数字に幅がある箇所は、各項目中でスコア(評価)が低く、その範囲内に収まっていることを示す(週刊朝日 2023年4月21日号より
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数字に幅がある箇所は、各項目中でスコア(評価)が低く、その範囲内に収まっていることを示す(週刊朝日 2023年4月21日号より )
週刊朝日 2023年4月21日号より
週刊朝日 2023年4月21日号より

 東北大は世界の有力大学と協働で研究教育を行う「国際共同大学院」の開設や、留学生と国内学生が共に学ぶ「国際共修授業」を国立大学では最大規模に発展させてきたという。広報担当者は「10年以上にわたり大学の国際化に全学をあげて取り組んできました。それが評価された形でうれしく思います」と話す。

 東大も負けてはいない。昨年の総合スコアは81.7ポイントだったが、今年は82.7ポイントと、少し上げた。

週刊朝日 2023年4月21日号より
週刊朝日 2023年4月21日号より

 一般的な大学ランキングでは、受験でも人気の高い大学が並ぶことが多い。ただし、THE日本大学ランキングでは、地方の大学も上位に食い込んでいる。例えば、22位の立命館アジア太平洋大学(APU)と、24位の会津大学がその典型だろう。両校は入学後の教育に定評があり、特にAPUは「国際性」では1位に輝いている。

 APUの広報担当者は「コロナ禍の影響を受けつつも、他大学と比べてコロナ以前とほぼ変わらない水準で多国籍の学生を受け入れてきたことが大きいのではないでしょうか」と話す。

■上位に食い込み知名度もアップ

 THE日本大学ランキングの影響もあってか、APUは大分県別府市にキャンパスを構えているにもかかわらず、全国から学生を集めるようになった。今や約3割を関東地方からの学生が占めているという。

 APUの広報担当者も「ランキングの中に並ぶことで、APUの強みを知り、国際系に強い大学として選択肢に含まれるようになったのではないか」と話している。

週刊朝日 2023年4月21日号より
週刊朝日 2023年4月21日号より
週刊朝日 2023年4月21日号より
週刊朝日 2023年4月21日号より
週刊朝日 2023年4月21日号より
週刊朝日 2023年4月21日号より

 THEの国別ランキングはアメリカと日本が実施していたが、今は日本しか続いていない。前出のランキング担当者が明かす。「アメリカも17年から続けていましたが、コロナ禍の影響でストップしている状況です。日本では大学の中期計画に本ランキングを活用するところも出始めてきていて、指標としての役割が高まりつつあると手応えを感じます」

 大学の魅力は入試偏差値だけで測れない部分が大きい。来年の大学受験先を考えている人にとって、THE日本大学ランキングは大きな参考になるだろう。(河嶌太郎)

週刊朝日  2023年4月21日号

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