俳優の真木よう子(42)が一部ウェブメディアの取材に応じ、“子どもの有無”による演技の違いについて持論を展開。その内容がネット上で物議を醸した。
真木は、ウェブメディア「ENCOUNT」の10月31日付のインタビュー記事に登場。インタビュアーから、近年“母親役”が増えてきたことを指摘されると「実際の母親とそうではない人の母親では、どうしても違いが出てしまうんです」と断言。続けて、「だから、私にも母親をやっているからこそ出せる“母親オーラ”があると思います」と語ったという。
私生活では15歳の長女と暮らしており、30代当時も映画「そして父になる」(2013)や主演ドラマ「セシルのもくろみ」(フジテレビ系)など数々の作品で母親役を演じてきた真木。
40代になってからも、22年公開の映画「ある男」やショートドラマ配信アプリ「BUMP」で配信中のコメディードラマ「インスタントループ」、来年公開予定の「金子差入店」などで母親役を演じており、真木自身、子育ての実体験が演技に生かされていると感じる瞬間があったのだろう。
しかし、今回の真木の発言を受けてネット上では、子どもを持たずに「日本のお母さん女優」と呼ばれた森光子さんや、TBS系ドラマシリーズ「渡る世間は鬼ばかり」で5人の姉妹の母である岡倉節子役を魅力的に演じながらも私生活では実子がいなかった山岡久乃さんをはじめ、名優たちの名が複数挙がる事態に。
そして、「出産経験がなくても、ドラマや映画でお母さんにしか見えないレジェンド女優はいる」「母親じゃない人には演じられないなんて、マウントにしか聞こえない」などと異論が噴出した。これについて、エンタメ誌の編集者が話す。
「もし、真木さんがインタビューに掲載されたとおりの発言をしていたとしたら、出産未経験で母親役を演じた俳優たちを“否定している”と受け取られても仕方ないでしょう。もともと真木さんは、言葉足らずなどが原因で批判されることが少なくない。今回も意図が上手に伝えられなかった可能性がありそうです」