人間関係は変化し、時には見直すことが必要だと、Xフォロワー約30万人の元自衛官ぱやぱやくんは語ります。「いつメン」や「ズッ友」といった一昔前の流行語も、時が経てばしがらみに変わることがあります。現代の情報過多な社会では、意識的に関係を保ち、時には切り替えることが求められます。著者最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から、しがらみを解消し、関係を再構築するための方法を抜粋・再編集してお届けします。
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一昔前の若者は、いつものメンツを「いつメン」と呼んでいたことを知っていますか。
また、ずっと友達でいることを「ズッ友」などとも表現していました。
これらは一見すると、素晴らしいことのようです。
しかし、何も変わらない人間関係は、すぐに「しがらみ」へと変貌します。
私は「しがらみ」とは、自分にとってもはや付き合うメリットはないけれども、惰性で続けてしまっている関係だと思っています。
たとえば、「会うたびに仕事の愚痴を言われる」とか「結婚マウントを取られる」といった相手にわざわざ時間を作って会いに行く意味はあるでしょうか。
もちろん、なんだか居心地が良い人とか、もっと仲良くなりたい人であれば、なんとか仲良くしようとすることに意味があるかもしれません。
しかし、自分にとってマイナスだと思うようなことを言ったり、行動してしまったりする人とわざわざ無理に関係を続ける必要はありませんよね。
この状態を、国際関係に置き換えて考えてみましょう。
世の中の動きが変わると、それぞれ世界の国の立ち位置は、微妙に変わっていきます。
そうしたときには、同盟関係を結び直さないといけません。冷戦状態にある敵対国に軍事機密を教えていたとしたら意味がわかりませんよね。
国際関係と同じで、日常的な人間関係も、利害関係や価値観は移り行くものです。
なので、定期的に自分自身の人間関係も見直すようにしてみましょう。