
何かに挑戦する際、避けられない「失敗」への不安に対して、元自衛官ぱやぱやくんは、「失敗の程度を見極める冷静さ」を持つことの重要性を説いています。失敗を過剰に悲観すると、挑戦への意欲も削がれてしまいがち。ぱやぱやくんは、たとえミスがあっても、それが本当に「大失敗」かどうかを段階的に客観視することで、状況を見誤らずに気持ちを保つ方法を勧めます。著者最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から、挑戦を恐れず進むための心構えを紹介します。
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何かにチャレンジをするというのは、どうしても「失敗に直面する」ということを避けられません。それなのに、人間はどうしても失敗をしたときに「もうおしまいだ……」などと必要以上に悲観的に考えてしまいます。
すると、失敗をすることに対して心が持たなくなり、チャレンジをする気もどんどん削がれてしまいます。
だからこそ、失敗をしたときにこそ、自分の周囲の状況や自分自身が受けたダメージを客観的に確認することが必要になるでしょう。
ここで考えて欲しいのは、あなたが起こした行動が、本当に「失敗」だったのかです。
そもそも「失敗」とはいったいどんなものなのか、考えてみましょう。
次の1〜6のうち、あなたはどの数字の状態に陥ったら、失敗だと考えますか。
1「死者が出ている。または自分が死んでいる」
2「怪我人が出ている。もしくは自分が怪我をしている」
3「金銭的に大損害が出ている。または訴訟を起こされている」
4「誰か怒り狂っている人がいる」
5「少しイラッとしている人がいる」
6「誰も怒っていないし、気にしているのは自分だけ」