働く女性との間に溝
働く女性と専業主婦の間に存在する溝。今年10月、アエラが実施した「働く女性と専業主婦」のアンケートで、「専業主婦」と「ワーママを含む働く女性」の間に感じた価値観の違いを尋ねたところ多くのエピソードが寄せられた。一部を紹介したい。
まずは働く女性側から。
「PTAなどで集まる時、何時でもいいという自由さが専業主婦にはある」(46歳・会社員)
「外資系企業で管理職をしながらシングルマザーとして子育てしているので、子どもがいるから働けないというのが全く理解できない。ベビーシッターを頼んで海外出張もしています」(48歳・会社員)
一方の専業主婦を経験した女性からは、こんな声が届いた。
「専業主婦だと楽していると思われる。ワーママに愚痴は言いづらかった」(50歳・パート)
「専業主婦であることを伝えたときに、『家事と子育てだけなんて私には無理!』とワーママの方に言われてきました。実際は、家庭に閉じこもって1日中家事・育児をしていたわけではなく充実感があった。『専業主婦=世界が狭くなる』というのは思い込み」(40歳・自営業)
(フリーランス記者・小野ヒデコ)
※AERA 2024年11月18日号より抜粋