「昔で言えば『覗き』だと思います。それが、スマートフォンが普及し、異性の身体に関する興味の発露の仕方が、こういう形で出てきていると感じます」
しかも今は、特に若年層は撮影行為に対するハードルが低い。TikTokやインスタグラム、写真共有のBeReal.など画像や動画の撮影は子どもたちにとって息をするように習慣化していると永守さんは言う。
「撮影という行為自体が非常にカジュアルになっています。子どもたちは倫理観が形成途中のこともあり、撮られた側がどういう気持ちになるかというところまで、想像力が働いていないと感じます」
(編集部・野村昌二)
※AERA 2024年11月11日号より抜粋