◆ストイックな節約 「備える」のと「囚われる」のは、似て非なるもの
ストレスを感じるシチュエーションは色々ありますが、やはり何か我慢したあとは危ないですね。
例えば、ストイックすぎる節約のあとに突如訪れるストレス買い。ストイックすぎるダイエットのあとに、もれなくリバウンドがついてくるのとよく似た構図だと思います。
どちらの場合も一見、相反する行動に見えて、節約も浪費も「お金に囚われている」点では一緒だし、ダイエットと過食は「食べ物に囚われている」点では同類といえるでしょう。
ストイックすぎる節約とそのあとに発生しやすい浪費もやめたい。というより、節約しすぎないことが浪費も防いでくれると、私は考えます。
確かに「老後の資金問題」というのはリアルです。例えば「子どもの教育費」なら、とりあえず何年間というメドがあるけれど、老後の資金はそこが分からないから心配になるのは当然。とはいえ、何年間というメドがないからこそ、ずっと我慢のストイックな節約ばかりしていると無理がきます。
かつて、実家の近所に「節約家」として知れ渡っているおばさんがいました。母には心を許していたらしく「正直な話、お金を切り詰めるのに疲れて、結局どうしようもないものを買っちゃう」と情けなさそうな顔をして、べっ甲でできたネックレスとイヤリングの豪奢なセットを見せてくれたらしい。
地味そのものだった人とあまりにかけ離れたそのチョイスは、当時高校生だった私が今でも覚えているくらい強烈な「ストイックな節約」の裏の姿でした。
◆SNS依存 穏やかな毎日のために熱中と依存の線引きを上手に
自分ではそんなにSNS系に依存していないと思っていたものの、改めて一日を見直すと、パトロールのようについ見ちゃうモノが結構あって、オドロキ。
リアルな生活で、他人の私生活や噂っぽいものに関わるのはやめた分、自分の手元で気軽にできる、スマホやタブレット、パソコンであれこれ見ちゃっていて、ゼロにはできないだろうけど極力やめたいです。