清水氏は維新からの推薦も支援も受けない方針だという。要は、斎藤氏の「悪名」とともに、推薦した維新も評判を落としたため、
「維新から出馬しても勝てない可能性が大」(維新の兵庫県議)
と判断したのだ。
「大阪で維新は自民党以上の逆風」
すっかり色あせつつある、維新の看板。維新の国会議員の秘書経験もある選挙プランナ―の藤川晋之介氏は次のように語る。
「大阪の小選挙区で比例重複なしというのは、思い切った戦略だ。衆院選は全国的には自民党に逆風とみられる。しかし、維新は発祥の地の大阪で、自民党以上に逆風とも聞く。事実、清水氏は維新でなく無所属で出馬する。総選挙でも風向きが悪いと、関東や東海などで急に維新からの立候補を取りやめた予定者がいた。維新が前回の衆院選で獲得した41議席を維持するのはかなり難しいだろう」
(AERA dot.編集部・今西憲之)