「極悪女王」や「地面師たち」など、最近はNetflix配信ドラマが世間の話題になることが多い中、気になるニュースがあった。「NEWSポストセブン」（9月4日配信）によると、あの細木数子の生涯を描くドラマが現在、極秘で制作されており、細木役を女優の戸田恵梨香（36）が演じることが内定しているというのだ。
細木数子といえば、平成のテレビ界を席巻したカリスマ占い師。Netflixがその人生をドラマ化するとなれば、話題になるのは必至だろう。
「2021年に亡くなった細木さんですが、1990年代後半から2000年代にかけてはテレビや雑誌などで大活躍し、『視聴率女王』と呼ばれていた時代もありました。17歳で水商売デビューして、銀座や赤坂でクラブを経営した後、40代になって独自の占い『六星占術』を編み出し、占い本は大ベストセラーになりました。政界の大物も彼女のもとに通っていたと言われ、『ズバリ言うわよ』『地獄に落ちるよ』などという決めセリフは流行語になったほどです」（週刊誌の記者）
一方で、有名演歌歌手との借金をめぐるスキャンダルや、高額な墓石を相談者に購入させた疑惑、さらに暴力団幹部との交際が報じられるなど（細木サイドは損害賠償を求めて出版社を提訴するも、その後訴訟を取り下げ）、毀誉褒貶（きよほうへん）が激しい人物でもあった。細木の波瀾（はらん）万丈な生涯をドラマ化するとなれば、こうした“影”の部分にも踏み込むだろうが、戸田が主演となれば、それをどう演じるのかも見どころとなるだろう。戸田の近況について、前出の記者はこう話す。
「内定情報が本当なら、戸田にとっては昨年5月の出産後、本格的な女優復帰作となります。一方で戸田は、産後は子育てに集中したいとの意向があったとも言われています。一部、イベントなどへの露出はあったものの、女優としての仕事は今に至るまでありません。写真週刊誌などで、夫の松坂桃李と手をつなぎながらベビーカーを押している姿や、松坂が単独で食料品の買い出しをする姿なども報じられています。人気俳優である夫も家事に参加しているのですから、夫婦としては、今はとにかく子どもが最優先なのでしょう」
雛里美和
ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント（イベンター）を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。
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