クリステン・バトラー 著 / 長澤 あかね 訳『COMFORT ZONE「居心地のいい場所」でこそ成功できる』

 今の私は、すべてが急ピッチで成長し、心の余裕を失いかけたときこそ、コンフォート・ゾーンを離れない。
 

焦ったときこそ「優先順位リスト」をつくる

 圧倒されたり、必死で頑張ったり、恐怖で凍りついたりする代わりに、自分にとって重要なことをさっと書き出して、「優先順位リスト」をつくる。

 このリストには、仕事の目標だけでなく、家族のことやセルフケア、自分との約束も含まれている。こうして大事なことをはっきりさせたら、リストを見れば、どこで手綱を手放せばいいかがわかる。何を人に任せられる? 何を延期できる? 何をやめられる? 私が頑張らなくてもうまくいきそうなことはどれ?
 

 コンフォート・ゾーンで生きることは、何もかも自分でやることとは違う。それは、サバイバル・ゾーンの生き方だ。

 コンフォート・ゾーンで生きていると、他人と快く協力し合える。必要なときには助けを求め、コミュニティを受け入れられる。

「何もかも自分でやらないとうまくいかない」と感じているなら、サバイバル・ゾーンで生きている可能性が高い。そこでは、生き残れるかどうかは常に、努力の度合いと結びついている。
 

 こんなことを読んだり、考えたりしたことはないだろうか? 

「他人に任せるには、金銭的な投資が必要だ。自分でやったほうが安くつく」。

 わかる。私もそう思っていたから。でも、副業であれ、本業であれ、家事であれ、子育てであれ、全部自分でこなすのは、長い目で見ると、自分のためにならない。成長の初期段階には、降参して助っ人を雇うのは難しいかもしれない。

 でも、経験から言えるのは、それが大きな変革をもたらしてくれること。ほかの誰かに投資して、その人を信頼する。そのときあなたは、自分の時間と価値を高く評価しているのだ。

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世の中は、助けてくれる人たちでいっぱいだ