そんな確かな演技力を持つ一方で、その人柄は親近感を覚えるようなエピソードもある。

「Yahoo!ニュース」(22年5月21日配信)では、洋服が安いとついつい買ってしまうと告白。セールという文字に弱く、ネット通販で割引率が表示されていると「今だ!」と買ってしまい、サイズなどに失敗することも。また、テングにならないように気をつけていて、人は自分で気づかないうちに変わると聞き、テングになりそうだったら指摘してくれるように、周りの信用できる人や家族にお願いしているという。

「謙虚で素直な人柄が視聴者にも伝わっているのでしょう。例えば、コメディエンヌと呼ばれることについては、周りが面白いお芝居をしてくれてそれにリアクションをする感じなので、周りのみなさんが素晴らしいおかげだとインタビューで話していました。また、別のインタビューでは、エゴサーチをする際は、外見へのネガティブな意見は流すが、『声がキンキンしてて聞こえづらかった』という意見があったときは、次の作品で声のトーンを落としてみるなど、生かせると思うことは取り入れるようにしているそうです」(同)

 ネット上の意見も素直に受け入れる俳優は珍しいだろう。一方、ゴチメンバーになってさらにメジャーになると、そうした“良い子ぶり”が鼻につくという視聴者も出てきて、アンチが増えていく懸念もある。ただ、小芝自身も経験を重ねていくなかで変化してきている。

「『元気、明るい、笑顔というイメージを求められることが多いが、そこにもっていくのが正直しんどくなってきている』と、昨年10月のインタビューで明かしていました。役柄のイメージも変えていきたいそうで、猟奇的な役もやってみたいとか。自身を客観視できるところもあり、身の丈に合った振る舞いができそうなので、たたかれるような発言もまずしないでしょう。演技力の高さに加え、かわいくて愛想と性格が良いので、これからますます人気が出るのは当然でしょう」(テレビ情報誌の編集者)

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?
次のページ
「ゴチは大きなターニングポイントになる」