腸疲労チェックリスト
(1)便秘気味で排便が毎日ない
(2)便が硬かったり、下痢だったりする
(3)便意を突然感じる、またはまったく感じない
(4)排便後、お腹に張りや残った感じがある
(5)のどが渇かないと、水は飲まない
(6)食事時間が不規則、またはお腹が空いたら食べる
(7)肉中心の食生活で、発酵食品はあまり食べない
(8)毎朝起きる時間がバラバラである
(9)お風呂はシャワーですませることが多い
(10)ほぼ歩かない日があり、運動不足を感じる
Yesが0~1個の人の腸は……とても元気
腸は元気な状態です。引き続き腸をいたわりましょう。
Yesが2~3個の人の腸は……ちょっとお疲れ
今は問題がありませんが、今後、問題が出る可能性もあります。
Yesが4~6個の人の腸は……お疲れ
腸はお疲れモードです。今の生活を続けていると、心身に不調が出てくるかも。
Yesが7~10個の人の腸は……超お疲れ
腸がSOSを出しています。すぐに生活習慣を見直し、腸活を!
みなさんの腸の疲れ具合はいかがでしたか?
Yesの数が少なくても、1~4がYesの場合は、腸が疲れている可能性が高いといえますし、「起きたときにおへその周りを触ると、冷たさを感じる」「おならが異常に臭い」という場合も要注意です。
腸は、栄養素の吸収から便の形成、免疫まで担う働き者
腸の仕組みや、便秘・下痢などがどうして起こるのかといったことについてお伝えしておきましょう。
私たちは炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン・ミネラルなど、生命を維持し、活動するために必要な栄養素やエネルギーを、食事によって摂っています。ただ、食べものの栄養素は大きな分子から成っており、これを体内に取り込んで活用するためには、消化し、小さな分子に分解する必要があります。
その、食べものの消化、吸収、排泄までの一連の流れを担うのが消化器系です。消化器系は、口から食道、胃、小腸、大腸、肛門へと至る一本の管および、胆汁を作る肝臓、膵液を作る膵臓など、消化液を分泌する各器官から成ります。