小泉進次郎氏

進次郎氏とは「論戦にならない」

 次に立憲がやりやすい相手は進次郎氏だと伊藤氏は指摘する。

「論客で知られる野田さんと進次郎さんが討論している場面を想定してみてください。経験どころか、磨いてきた能力が全然違います。討論にならないのではないでしょうか。解散総選挙が早まればそれを隠せますから、進次郎氏が首相となれば、絶対に早期解散へと持ち込むはずです」

 自民党内部の力学だけでなく、「対立憲」という構図でも、さまざまな思惑が交錯する総裁選になりそうだ。

(AERA dot.編集部・上田耕司)

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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