総裁選は相殺選!?

 政治や世相を、クールにシュールに、そしてわかりやすく解説する芸人のプチ鹿島さんが、あるコラムにて非常に興味深い論考をしていた。今回の総裁選は、‟進次郎氏を「顔」にして裏金問題を忘れさせようとする「相殺選」”ではないかと斬り込んでいた。確かに、メディア報道を見ると裏金問題(脱税疑惑の問題でもある)については報道は薄くなりつつあり、この話をすると「まだ言っているの?」という雰囲気が漂いつつある。しかし、お金にだらしがない方々が増税やお金の話をされても、国民目線で考えると説得力に乏しいなぁと感じるのが普通の感覚だろう。

 私たち国民は、そうした過去のことも押さえつつ、今後の政治に何を求めるのかを家族や周りと話をしつつ、今後の政治を見守るべきなのかもしれない!?

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崔 真淑

崔 真淑

エコノミスト。2008年に神戸大学経済学部(計量経済学専攻)を卒業。16年に一橋大学大学院にてMBA in Financeを取得。18年より同大学の博士後期課程に在籍。研究分野はコーポレートファイナンス。新卒後に、「経済のスペシャリストの世界に触れたい」と、大和証券SMBC金融証券研究所(現:大和証券)に入社。アナリストとして資本市場分析に携わる。当時最年少の女性アナリストとして、NHKなどの主要メディアで経済解説者に抜擢される。債券トレーダーを経験したのち、日本の経済リテラシー向上に貢献したいとの思いから2012年に独立。経済学を軸に、経済ニュース解説、経済・資本市場分析を得意とするエコノミスト・コンサルタントとして活動。

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