著者の最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』

 もしも、あなたが近所の人のために、町内会の役員をしたとしても、その行動だけで他人の評価を上げられる保証はありません。

 町内会の役員をしたときに評価されるのは、町内で起こっている問題に関して素晴らしい解決をしたときです。

 その一方で、もしあなたが誤った判断や対応をしてしまった場合には、仕事を引き受けたがために、むしろ近所の人の評価を落とすことだって十分にあり得ます。

 また、町内会の問題のように、誰かと誰かのケンカを調停するみたいな立ち位置についた場合には、片方を持ち上げれば、もう片方には恨まれることだってあります。
 

 他人による評価の基準だって、常に一定とは限りません。

 周りの目を気にして、好きな服を着なかったとしても、流行が遅れてやってきて、あなたが着てみたかった洋服が、誰もが憧れる一品になる可能性だってあります。

 このような流行以外にも、時間が経ってみたら、あのときの評価は間違っていたと気づかされることは多いのではないでしょうか。

 だからこそ、私は「他人の評価」に左右されすぎないことをおすすめします。他人の評価なんて、世の中の流れを知るための観測気球に過ぎません。

 むしろ、自分でしっかりとした評価基準を持ち、一見意識が低いように見えるくらいのほうが、相手の価値観との相性を知るのに役に立つことだってあります。

(ぱやぱやくん)

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