小林鷹之氏

日本の安全保障はどうあるべきか

――理想的な夫婦ですね。小林さんは、安倍内閣の時に防衛大臣政務官を務めました。いまの日本の安全保障環境をどう見ていますか。また、イスラエルに対して世界から強い批判の声が上がっていますが、日本としてはどう対応するべきだと思いますか?

小林:何を目的として動くかが重要だと思います。いま現場で起こっているのは、無辜(むこ)の民の命が奪われているという現実ですから、イスラエルがどう、パレスチナがどうということではなく、日本が対話の枠組みを作るべく、外交努力をすることが求められていると思います。

――私は、G7の西側諸国として、日本は架け橋になれるのではないかと外交に期待しています。

小林:それはすごく重要で、いま国際秩序が大きく変わろうとしています。G7をはじめとする先進国と、インドをはじめとするグローバルサウス(振興途上国)、この両者の溝がどんどん開いてきている。例えば先進国は環境問題が重要な話ですが、後発国は価値観を押しつけるなと反発をしています。そういう中で、日本は外交で蓄積してきた世界からの信頼がありますから、両者の架け橋となる役割を果たさなければいけないと思います。

(取材・構成/たかまつなな

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