たかまつなな(左)と談笑する小林鷹之氏

妻との出合いは「ビビッときた」

――時事通信が7月に実施した世論調査では、「次の衆院選後に期待する政権の在り方」を聞いたところ「政権交代」が39%と最も多い結果になりました。この数字をどのように受け止めますか?

小林:まず自民党の支持率が低いので、駅頭活動に立っても怒られないんですよ。声すらかけられない。無関心というか諦めというか、空気が冷たく感じています。なので、政権交代を望む人が増えてきているのは体感としても分かります。今はまだ申し上げられる立場ではないかもしれませんが、経済にしても安全保障にしても憲法にしても、私は自民党が国家の運営を担わなければいけないと思っています。やはり自民党だねと思ってもらえるように政策で結果を出すしかないと思います。

――プライベートについてもお伺いしたいです。財務省在職中の2006年に12年半交際していた東大時代の同級生と結婚されたそうですね。交際期間がとても長いですね。

小林:早く決めろよって感じですよね(笑)。私は中学高校の6年間は男子校で、浪人して大学に入ったら、50人のクラスで女性が10人いました。東大に入るときにボート部に入ると決めていたので、合宿所に入って寮で4年間生活することになります。(寮生活は)外にも基本出られないので、合宿所に入る前に彼女をと思って、そのとき自分の中でビビッときたのがいまの妻です。醸し出す雰囲気とか、かわいらしいなと思ったんですよね。

――結婚の決め手は何だったんですか?

小林:07年にアメリカに赴任することが決まったので、それが一つの理由ですかね。さすがにそろそろ……ということで。

――政治家になると言ったときはどんな反応でしたか?

小林:普通だったら反対すると思うんですよ、安定している国家公務員がいきなり政治の世界に入るんですから。しかも自民党が野党で、この先10年ぐらい政権復帰がないと言われていたときでした。でもそこまで思うなら徹底的にやればいいと(言われました)。ただ条件がある。泣き言だけは言わないでほしいと言われて。そのときかっこいいなと思いました。その言葉にポーンと背中を押された気がしましたね。

ーー奥さまはどんなご職業ですか?

小林:弁護士です。子どもの権利や、虐待を受けた子どもに対する政策に強い関心を持ってライフワークとしているので、妻と話をする中で、いろいろな視点をもらえて非常に助かりますね。

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