小林鷹之氏

自民党の裏金問題について

――小林さんが総理大臣になったら、やりたいことは何ですか?

小林:世界をリードする日本を作りたいですね。具体的には、本当の意味で自律した国にする。例えばアメリカがこうしたから日本も追随しますとか、中国がこうきたから日本も受け身で対応します、ではなくて、「日本としてはこうします」という基軸となる戦略を持って、ほかの国の動向に右往左往しない。そういう日本を作ることが一つの柱だと思います。

 もうひとつの柱は、信頼されるだけではなく、日本が世界から「必要とされる国」になることです。この分野は日本がいないと成り立たない、日本がどうしても必要だ、という強みをしっかり作っていくことが重要です。弱みを解消して強みを獲得することによって、国際社会での日本の立ち位置、プレゼンス、存在感は高まります。発言力も大きくなるし、国際的なルールを自分たちの国益にもかなうような形で作っていくことだと思います。

――いまの政権には裏金問題で厳しい声が寄せられています。小林さんは二階派に所属されていましたが、小林さん自身は裏金事件について責任を感じている部分はありますか?

たかまつなな

小林:私個人で言うと、全く関係はなかったんですが、派閥の話、党全体の話、政治資金の話で多くの国民の皆さんにご心配をおかけしました。そして紆余曲折ありながらも、自民党を長年支えてきてくださった党員の方たちに対して本当に申し訳ない思いです。おわびを申し上げなければいけないと思います。

――派閥にいながらも、全く知らなかったんですか?

小林:私は分からなかったですね。自分の団体の政治資金については、当然全部(政治資金収支報告書に)載せるんですけど、自分の所属している派閥の会計については、正直全く分からなかったです。ただ、「分からなかった」で済む問題ではないので、党所属の一人として、しっかりと政治改革をやっていくしかないと思っています。

――国民としては、今後どう向き合っていくかが気になると思います。もし総裁になったら、裏金が問題になって党内で処分された議員を次の選挙で公認しますか?

小林:党のルールにのっとって処分がなされたので、それは処分が下されたということで受け止めなきゃいけない。もし他に個々の議員が疑念を抱かれるのであれば、それは一人一人の議員が自分の責任で説明をするということだと思います。

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