左から、戸田彬弘監督、杉咲花、若葉竜也(写真:2023 TIFF/アフロ)

杉咲花との感動シーン

 ドラマは、演技巧者たちの熱演も手伝って、中盤以降は回を追うごとに視聴率もアップ。「心血を注いだ」という若葉の公式コメントでの言葉通り、練られた彼の細かい演技にはSNSでも絶賛の声が相次いだ。手術時に両手が使えるように技術鍛錬のため、利き手ではない左手で箸を持って食事を摂っている三瓶だが、ミヤビの手料理を食べる際は、本能のまま、右手で箸を持って味わっているのだ。これには「ミヤビのご飯は右手で食べる三瓶先生。一緒に泣いちゃうよ…」など、感動の声が多く上がっていた。

「ほとんどドラマを見ないという若葉さんですが、このドラマに出演するにあたり、1月クールの連ドラを何十本と見て勉強したそうです。若葉さんいわく、多くのドラマは説明的なセリフが多く、親切が行き過ぎて稚拙になっている気がしたので、視聴者を信用して自然な会話にしたといいます。また、カメラの種類や台数、どんな撮影をするかなど、こと細かに監督やスタッフと打ち合わせをしたそうです。スタッフも俳優陣も強いこだわりを持って作られた作品だからこそ、視聴者がここまでトリコになったのでしょう。早くも『続編が見たい!』との声が多く上がっているのも納得です」(同)

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生まれは大衆演芸一家