タレント・森脇健児さん(57)の人生は波瀾万丈だ。バラエティー番組「夢がMORI MORI」「笑っていいとも!」(フジテレビ系)にレギュラー出演するなど、20代でレギュラー12本を抱える売れっ子に。ドラマやCMにも引っ張りだこで飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、人気に陰りが出て30歳の時にレギュラーが0本に。京都から再出発して復活すると、あるバラエティー番組に出演したのを機に講演依頼が殺到した。紆余曲折を経ての復活劇。森脇さんが直撃インタビューに応じてくれた。
――京都在住の森脇さんは東京でお仕事があるとき、新幹線で「のぞみ」を利用しないと聞きました。今日は「こだま」で来られたんですか?
「ひかり」できました! 午前10時10分京都発ですね。午後2時以降は「こだま」で、どうしても間に合わないときをのぞけば、「のぞみ」に乗らないです。今日は違いますが、東京に行くときは出演する番組の傾向と対策を練るので、3時間47分(こだまで京都から東京までの乗車時間)が必要なんです。20代の時みたいに失敗できないですから。僕は全部の仕事がオーディションだと思っているんです。東京から一度撤退した人間なのでまた呼んでいただけるのがありがたい。でも爪痕を残さないと、次がないんでね。毎日が真剣勝負です。当てにいくんじゃなく、思い切りバットを振ってね。今は空振りを期待されている感があるけど(笑)。
8000万円のマンションにベンツ2台購入
――森脇さんは90年代に東京に進出すると、バラエティー番組、ドラマ、CMに出演するなど若くして人気の絶頂期を迎えます。当時を振り返っていかがですか。
「夢がMORI MORI」「笑っていいとも!」に出演していた時が東京でのピークでしたね。お金もたまったので当時8000万円ぐらいのマンションを買って。品川と大崎の間です。いいところでしたよ。ベンツも2台買って。スポーツカーのSLクラスとセダンですね。駐車場代が11万円かかりました。体ひとつで2台買う必要は…まったくありませんでした! 今は公共交通機関で移動しています。お金が全部なくなりました(笑)。