ドジャースの大谷翔平選手(右)と元通訳の水谷一平氏(写真:AP/アフロ)
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 早いもので、2024年も折り返しです。1月~6月にAERA dot.に掲載され、特に多く読まれた記事をジャンル別に、ランキング形式で紹介します。スポーツ関係の記事の2位は「水原氏はなぜ大谷の口座にアクセスできたのか 残る“謎”に見え隠れする大谷が『守りたいもの』」でした(この記事は3月26日に掲載したものの再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。

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 ドジャース大谷翔平選手(29)が26日(日本時間)、元通訳の水原一平氏の違法賭博問題について、自らの口から語った。大谷は「スポーツ賭博に関与してない」「彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んだ」などと説明したが、なぜ水原氏が大谷選手のお金を送金できたかなどについては疑問点も残った。メジャーリーグの専門家は大谷の発言をどう見たのか。
 

「われわれが疑問に思っていたことについて、ほぼ全てと言えるくらい、大谷選手の口から話してくれた。非常にすばらしい声明だったと思うし、何よりも賭博には関与していないと疑惑をキッパリと否定してくれたので安心しました」

 メジャーリーグ評論家の福島良一氏はこう話す。

 これまでの報道の中には、昨年、水原氏が大谷選手と一緒に8~9回、ブックメーカーに送金していたというものもあった。多額の送金について「実は大谷選手も知っていたのでは」という不安を抱える人も少なくなかっただろう。

「最大の焦点は、大谷選手が(賭博に)どのくらい関わっていたかということでした。正直に言って、本人の肉声を聞くまでは不安に感じていたのですが、今日の声明を聞く限り、全く関与はなかったということがわかりホッとしました」

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大谷は「自分の身を守る」必要があった