さてしかし、怖いという気持ちが自分の恋愛を楽しみたい欲望や興味深い男性と親しくなる幸福の邪魔をする場合に悩んでしまうのもまた当然です。すべての男性があなたを傷つけたり嫌な気持ちにさせたりするわけではないし、女性に悪い人もいれば素晴らしい人や面白い人がいるのと同じように、もちろん男性にも素晴らしい人や痺れるほど面白い人もいますよね。それを頭ではわかっているのに、相手が男性であるという事実によってうまく付き合えなかったり、近づくこと自体を躊躇(ちゅうちょ)してしまったりするのはきっともどかしいですよね。

まずは女性とのデートで慣れてみる?

 以前レズ風俗のセラピストとお話をした際に、女の子だいすき!な積極的なレズビアンや女性とのセックスに以前から興味があったというお客さんのほかに、男性への恐怖心やトラウマティックな経験によって男性との恋愛が楽しめない、という理由で足を踏み入れてくるお客さんが思いのほか多いという事実に驚きました。恋愛を楽しみたいという気持ちが強いのであれば、相手を男性に限る必要はまったくないし、安心できるのであれば女性とのデートをひとまず楽しんでみるのは一案かもしれません。

 そのセラピストいわく、レズ風俗で女性との性的接触にハマる人もいれば、久しぶりに他者との性的な接触を持ったことで恐怖心が徐々に緩和されてその後男性との恋愛に回帰していく人もいる、と人それぞれのようでした。どちらになっても自分なりの幸福を探せそうです。

 あるいは、男性というイメージを壊すタイプの人と積極的に関わるのもいいかもしれません。あなたに恐怖心を与える男性というものを具体的に映像にしてみると、実はけっこう凝り固まったイメージがつきまとっていることはないでしょうか。男性といっても本当に様々な風貌の人がいるし、今の時代にはそういう個性的な人々がクローゼットの中に隠れることなく街で自分らしい在り方を模索しています。

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