山田千穂『ずるい聞き方――距離を一気に縮める109のコツ』(朝日新聞出版)
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 会社もそうですが、スタッフがいるところで誰かを怒ったり、誰かの陰口を言い合ったりしていると、職場全体の空気が悪くなります。ネガティブなことを話さなければいけないときは、廊下や会議室など場所を変えたほうが、周りに悪影響を及ぼしません。他者に聞かれないようにすることは、言われた本人のプライドを守ることにも繋がりますから気をつけたいですね。

 会話もメールも普通にやりとりしているのになかなか噛み合わない。話をするたびにモヤモヤイライラする。こんな風になぜか相性が悪い人、いませんか? どんなに人当たりが良い人でも1人や2人はいるのではないでしょうか?

 付き合わないですむ相手なら離れればいいだけですが、仕事関係者だとそういうわけにもいきません。であれば、相手を敵に回さないように当たり障りなく接したほうが、ストレスやトラブルを回避できます。

 接客業と記者業で、ありとあらゆるタイプの人と接してきた私は、人付き合いで大前提としていることがあります。それは、生まれ育った環境も見てきた風景も、価値観も考え方も違う他人であれば、相性が合う人のほうが少なく、むしろ合わない人のほうが多くて当たり前だということです。

 そのため、「みんな自分とは違う人間」ということをまずは受け入れ、相性が悪い人にはより丁寧に接することを心がけています。

 具体的なポイントをいくつかご紹介しましょう。

 このような点を意識して気持ちよくやりとりできるようになれば、相性の悪さもさほど気にならなくなっていくでしょう。

 ストレスの9割は人間関係の悩みといわれています。何かイヤな予感がした相手には、こちらから先手を打ってリスク回避したほうが余計なトラブルやストレスを抱え込まずにすむのです。

(編集協力/樺山美夏)

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山田千穂

山田千穂

記者。埼玉県川口市出身。1988年生まれ。『週刊ポスト』『女性セブン』で記者を約10年経験。芸能、事件、健康等の記事を担当。取材で、聞く力、洞察力、コミュ力を磨く。3000人以上に取材。直撃取材、潜入取材を得意とする。 大学在学中は渋谷109で販売員としてアルバイトをし、お正月セール時には1日最高500万円を売り上げる。

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