昭和の風情と焼き鳥の香りが漂う

やきとり戎西荻南口店
東京都杉並区西荻南3-11-5/営業時間:12:00~21:30L.O.(金土は~22:00L.O.)/不定休

スペインからの直輸入品。チョリソー300円、マンチェゴチーズ480円、ワイングラス380円、ボトル1000円(写真=倉田貴志)
スペインからの直輸入品。チョリソー300円、マンチェゴチーズ480円、ワイングラス380円、ボトル1000円(写真=倉田貴志)
イワシコロッケ490円はイワシを開いてポテトを詰めて揚げたもの。ボリュームたっぷり(写真=倉田貴志)
イワシコロッケ490円はイワシを開いてポテトを詰めて揚げたもの。ボリュームたっぷり(写真=倉田貴志)

1串95円(!)のやきとんなど備長炭で焼く串ものが自慢で、30種類ほどそろっている。加えてイワシコロッケ、水餃子、煮込みなど名物料理が多数あり、常連客それぞれの推しが微妙に異なる。開店は1973年で、9月7日に創業49年になる。85年には北口店も開業し、すっかり西荻の“顔”

83歳の創業者が半世紀以上作り続ける総菜

とらや本店
東京都杉並区西荻北2-11-4/営業時間:9:00~19:00/定休日:日祝

一番暇だという14:00から15:00の間にも、総菜を求めて地元の常連客がひっきりなしに訪れてくる(写真=倉田貴志)
一番暇だという14:00から15:00の間にも、総菜を求めて地元の常連客がひっきりなしに訪れてくる(写真=倉田貴志)
塩崎さんが右手に掲げるポテトコロッケ150円も大人気。左手に持つのは、ロースカツ(大)写真=倉田貴志
塩崎さんが右手に掲げるポテトコロッケ150円も大人気。左手に持つのは、ロースカツ(大)写真=倉田貴志

83歳になる塩崎靖男さんは八百屋の三男坊だったが、肉屋のほうが将来性があると思い、1970年に創業。その頃から手づくり総菜が人気で、今も列ができる。特に自家製マヨネーズを使って作るポテトサラダ350円は、毎日10kgも売れる。「イモを見る目は確かだからね」

日本酒もワインも楽しめる多国籍ビストロ

西荻窪コノコネコノコ
東京都杉並区西荻北3-32-10豊和ビル1F/営業時間:18:00~22:00L.O./不定休

看板猫はいないが、常連客が持ってきた猫の置物やグッズがあちこちに飾られている(写真=倉田貴志)
看板猫はいないが、常連客が持ってきた猫の置物やグッズがあちこちに飾られている(写真=倉田貴志)
前菜おまかせ3品盛り1200円。角田さんも好きな、凍らせレモンまるごとレモンサワー780円(写真=倉田貴志)
前菜おまかせ3品盛り1200円。角田さんも好きな、凍らせレモンまるごとレモンサワー780円(写真=倉田貴志)

大通りから1本入ったところにある隠れ家風レストラン。フレンチと中華料理店で修業をしたうえでインドとラオスに遊学した野田駿太郎さん、和の家庭料理店とバーで働いた美生さんの夫妻が、2017年に開いた。夫妻のキャリアに裏打ちされた料理も酒も多国籍。なんでも美味い

(文/角田光代 取材・構成/本誌・菊地武顕)

週刊朝日  2022年9月9日号

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